乳児期

乳児期は顔や口周りのあれ、じくじくびらんができたりします。またオムツかぶれや首や脇などの摩擦が多いところに赤くじくじくの湿疹ができたりもします。一般的には軽度でスキンケアだけで治っていきます。また繰り返すことが多いですので十分保湿剤を塗ること、入浴の指導を行なっています。乳児期にしっかり保湿をして早く湿疹を直すことがとても重要です。

乳児期

幼児期は乾燥肌でかぶれやすく、腕や膝裏に湿疹ができ、耳が切れる、目の周りがかゆい首がガサガサして色がついているなどの特徴があります。

大人

大人になると手足は比較的軽くなり顔面首、胸など上半身に湿疹が集中し特に顔は赤ら顔になります。全身の湿疹がある方は紫外線治療が有効です。当院では紫外線治療を行なっており、立ったまま治療が可能な全身の治療器、また一部のみ当てられるターゲット型の治療器があり、使い分けています。

アトピー性皮膚炎は個人差があり、また個人でも時期により症状が変化していきます。その皮膚炎の程度に合わせて薬は変更していきますので、同じ薬を継続するのではなく、受診して相談してください。かゆみ、皮膚症状がよくなったようにみえても治療の継続が必要です。定期的に通院してください。

また重症な方は生物製剤の注射が保険適応になりました。大学病院へご紹介しますのでご相談ください。アトピー性皮膚炎の治療も症状によって多くの選択肢を持てるようになりました。
皮膚科専門医にぜひご相談ください。