アレルギー科
ふなくし皮膚科クリニックのアレルギー科では、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医かつ日本アレルギー学会専門医である院長が、皮膚にあらわれるアレルギー症状を中心に、身体全体のバランスを考えた診療を行っています。私たちは、患者さんが抱える「かゆみ」や「赤み」といった不快な症状を和らげるだけでなく、その原因を究明し、生活の質(QOL)を向上させることを目指しています。
三郷中央駅から徒歩1分という通いやすい立地にあり、地域の皆さんがアレルギーのお悩みを気軽に相談できる窓口でありたいと考えています。アレルギー疾患は長期的な管理が必要なケースも多いですが、私たちは現在広く用いられている知見に基づき、一人ひとりのライフスタイルに合わせた丁寧な治療を提案いたします。些細な症状でも、どうぞ安心してご相談ください。
アレルギー科で診る症状
アレルギー科では、免疫反応が過剰に働くことで起こる様々な身体の変化を診察します。特に皮膚はアレルギー反応が目に見えてあらわれやすい部位です。以下のような症状がある場合は、アレルギーが関与している可能性があるため、早めの受診をおすすめします。
- 皮膚が赤く腫れたり、強いかゆみを感じたりする・・じんましんや湿疹の代表的なサインです。
- 特定の食べ物を食べた後に口の中がピリピリしたり、じんましんが出たりする・・食物アレルギーの疑いがあります。
- 特定の季節になると、目のかゆみや鼻水、くしゃみが止まらなくなる・・花粉症によるアレルギー反応です。
- 金属製のアクセサリーや化粧品を使った場所に、かぶれや湿疹ができる・・接触皮膚炎の可能性があります。
- 慢性的に皮膚が乾燥し、強いかゆみを伴う湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す・・アトピー性皮膚炎の特徴的な症状です。
これらの症状は、放置すると悪化したり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。当院では患者さんの症状を詳しく伺い、原因物質の特定に努めます。皮膚のトラブルでお悩みの方は、ぜひ一度「皮膚のトラブルでお悩みの方へ」のページもご覧ください。

アレルギー科で診る病気
アレルギー科で扱う疾患は多岐にわたります。私たちは、皮膚科としての視点とアレルギー専門医としての視点の両方から、包括的なアプローチを行っています。ここでは、当院で頻繁に診療している主な病気について解説します。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、もともとアレルギーを起こしやすい体質や、皮膚のバリア機能が弱まっている状態の方に多く見られる慢性的な湿疹です。かゆみを伴う湿疹が全身に広がり、症状が落ち着いたと思っても再び悪化することを繰り返すのが特徴です。
治療の基本は、ステロイド外用剤やタクロリムス軟膏などを用いた炎症のコントロールと、保湿剤による徹底したスキンケアです。近年では、従来の治療で十分な効果が得られない重症の方に対して、炎症を抑える分子標的薬(注射薬や内服薬)などの先進的な選択肢も増えています。当院では患者さんの状態を見極め、現在推奨されている標準的な治療をベースに最適な方法を組み立てます。
具体的な対策やケアについては「アトピー性皮膚炎でお悩みの方へ」のページで詳しくご紹介しています。
じんましん
皮膚の一部が突然赤く盛り上がり(膨疹)、強いかゆみを伴う病気です。数時間以内に消えることが多いですが、次々と新しい場所に出ることもあります。原因は食べ物や薬剤、植物などの特定の物質によるものから、物理的な刺激(寒冷、温熱、日光など)、ストレスまで多岐にわたります。しかし、実際には原因を特定できない「特発性じんましん」が全体の7割から8割を占めると考えられています。
治療の中心は抗ヒスタミン薬の内服です。一度の服用で止まることもあれば、数ヶ月以上の継続が必要な場合もあります。慢性化して日常生活が困難な場合には、抗IgE抗体製剤などの高度な治療薬を検討することもあります。私たちは、患者さんの症状が寛解(症状が落ち着いた状態)に向かうよう、薬の調整を慎重に行います。
花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)
スギやヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉が原因で、くしゃみや鼻水、目のかゆみ、皮膚のザラつきなどが起こる疾患です。当院では飲み薬や点眼薬、点鼻薬による対症療法に加え、アレルギーの原因そのものを改善することを目指す「舌下免疫療法」も実施しています。
舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質(エキス)を少量ずつ体内に取り入れ、体を慣らしていく治療法です。長期間の継続が必要ですが、花粉症の症状を根本から和らげる可能性が期待されています。花粉症シーズンを快適に過ごしたい方は、早めの対策をご相談ください。詳細は「花粉症でお悩みの方へ」のページも参照してください。
食物アレルギー
特定の食べ物を摂取した際に、免疫システムが有害なものと誤認して攻撃を仕掛けることで起こります。症状は皮膚のかゆみや赤みだけでなく、腹痛、下痢、時には血圧低下や意識障害を伴う「アナフィラキシー」という深刻な状態を招くこともあります。当院では、問診と血液検査などを組み合わせて原因を特定し、適切な除去指導や、万が一の際のエピペン(自己注射薬)の処方を行っています。
アレルギー科に関する検査
アレルギーの治療を効果的に進めるためには、何が原因(アレルゲン)となっているかを正しく知ることが重要です。ふなくし皮膚科クリニックでは、患者さんの負担を考慮しながら、以下のような検査を実施しています。
View39(アレルギー血液検査)
一度の採血で、39種類のアレルギー原因物質を同時に調べることができる検査です。ハウスダストやダニ、花粉類、犬・猫などの動物、主要な食物アレルギーの原因物質を網羅しています。自分でも気づかなかった意外なアレルゲンが見つかることもあり、日常生活の注意点を明確にするのに非常に役立ちます。
パッチテスト
金属や化粧品の成分、薬剤などが原因で起こる「接触皮膚炎(かぶれ)」を調べる検査です。原因と思われる物質を特殊なパッチに染み込ませて背中や腕の皮膚に貼り、数日後の反応を確認します。特定の金属に対してアレルギーがないかを調べることで、歯科治療や装飾品選びの参考にすることも可能です。
TARC(ターク)検査
アトピー性皮膚炎の患者さんに対して、現在の皮膚の炎症がどの程度のレベルにあるかを客観的に数値化する血液検査です。見た目の症状が改善していても、体内の炎症が残っている場合、TARCの数値は高いまま維持されます。この数値を指標にすることで、早期の治療中止による再発を防ぎ、治療の精度を高めることができます。

アレルギー科についてのよくある質問
Q1. 検査をすれば、すべての原因が分かりますか?
A1. 残念ながら、すべての原因を100%特定できるわけではありません。検査結果で陽性が出ても実際の症状とは結びつかない場合や、逆に検査では陰性でも特定の刺激で症状が出る場合もあります。私たちは検査数値だけでなく、いつ、どのような状況で症状が出たかという問診の内容を重視し、総合的に判断いたします。
Q2. 子供のアレルギー検査は何歳から受けられますか?
A2. 採血が可能であれば小さなお子さんでも検査は可能ですが、年齢が低いほど検査結果が安定しないこともあります。当院では、小児皮膚科の視点も持ち合わせているため、お子さんの皮膚の状態や症状の出方を見て、検査が必要な時期をアドバイスさせていただきます。不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
Q3. 薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければならないのでしょうか?
A3. 多くの場合は、症状が安定(寛解)すれば、徐々に薬の量を減らしたり、中止したりすることが可能です。花粉症のように季節性のものは、その時期だけ服用すれば足ります。自己判断で急にやめてしまうとリバウンド(急激な悪化)を起こすことがあるため、私たちと相談しながら、ゆっくりと薬を調整していくことが大切です。
当院のアレルギー科診療について
ふなくし皮膚科クリニックでは、患者さん一人一人の症状に応じた治療と、わかりやすい説明を何よりも大切にしています。三郷中央周辺にお住まいの皆様にとって、アレルギーの悩みは非常に身近なものです。私たちは日本アレルギー学会専門医としての知見を活かし、対症療法だけでなく、根本的な解決に向けたアドバイスを行っています。
皮膚の健康を総合的にサポートするため、年齢や性別を問わず幅広い疾患に対応しています。また、診察時には痛みが伴う処置を最小限にし、苦痛をできるだけ和らげるように努めています。院内はオレンジを基調とした明るい雰囲気で、キッズスペースやバリアフリー設備も完備しており、どなたでも安心してお入りいただける環境を整えています。
万が一、入院が必要な重症疾患や、より精密な検査が必要と判断される場合には、順天堂医院などの大学病院と密に連携して対応いたします。地域のかかりつけ医として、質の高い医療を提供し、皆様のQOL(生活の質)向上に貢献することが私たちの使命です。予約システムも導入しておりますので、待ち時間を短縮し、お忙しい方でも無理なく通院いただけるよう配慮しています。
アレルギーの症状は、目に見える不快感だけでなく、夜眠れなかったり、集中力が欠けたりと、心身に大きな影響を与えます。一人で悩まず、どうぞお気軽に当院までお越しください。スタッフ一同、思いやりの精神をもって、笑顔で皆様をお迎えいたします。診療時間や予約については「診療時間」のページ、アクセスについては「アクセス」のページをご確認ください。
